【マリンスポーツ】ウィンドサーフィンの悪いところ【実際のところ話します】
どうも
ごっすとです。
私は大学に入学してからウィンドサーフィンを始め、早5年経ちます。
今回はそのウィンドサーフィン生活の中で感じた、ウィンドサーフィンの悪いところを正直に書きます。
ウィンドサーフィンを始めたいけど不安だという方、良いところだけでなく悪いところもぜひとも参考にしてください。
良いところについてまとめた記事はこちら
初期投資が高い
これがかなり大きいです。
特に大学生活の中では相当な負担でした。
好きだから仕方ないし良いんですけど。
ウィンドサーフィンって何?のところでも書きましたが、私が買った最初の道具は数ある道具の中でも最も新品の価格が安いセットで総額約30万でした。
正確には当時24万だったのですが、ウィンドサーフィンをするにあたってライフジャケットやら色々と細かい道具がいるんですよ。
そういうのを合わしたら大体30万くらいだったかなと。
学生でない一般の方はちょっといい道具を買われるので,セイル(帆)とサーフボードで40万くらいはかけていると思います。
中古を買えば安くなる、と言っても元の値段が高いのでやっぱり高い買い物になります。
バブルの80年代が日本のウィンドサーフィンのピークだったそうですが、うなずける話です。
ウィンドサーフィンがマイナースポーツなのは、この初期投資のハードルが相当に大きいためだと断言できます。
時間と自然の問題
日が沈むまでしかできない。
海の上で行うスポーツなので、日が出ている間しかできません。
夜の海はあまりに危険なためです。
半日は費やす
ウィンドサーフィンは「ちょっと30分だけ」とかはありません。
5分乗ろうが1時間乗ろうが、準備と片付けで小1時間ほどかかります。
私が本気で急いでも、準備に20分片付け25分はかかりました。
準備というのはセイル(帆)をしまってある艇庫から出して張ることです。
セイルを張った状態で艇庫にしまうことはないので、数は多くなくともある程度のパーツに分かれたものを組み立てる必要があるのです。
その他にもサーフボードも出してフィンをつけて、それらを浜際まで持っていって装備を着て…
というように一回海に出るのには決まった準備が必要なのです。
そうなると、半日は空けて海に来る必要があるというわけです。
大体夏なら最終15時までに海に来たら楽しめるという感じでしょうか。
そのくせに風まかせ
ウィンドサーフィンは気象条件に大きく左右されるスポーツです。
今日はかっ飛ぶぞ!と気合を入れて丸一日海にいても、風が吹かなければ満足できません。
逆にせっかくの休みの日であっても、自分のキャパシティを超えた爆風が吹いていたらウィンドサーフィン自体できません。
限られた時間しかできない。
隙間時間ではできないからまとまった時間を取る必要がある。
そのくせに風次第で満足できなかったり乗れなかったりする。
私自身何度も肩を落としたことか…
道具が大きい
ウィンドサーフィンの道具はパーツが多く、一つ一つが大きいです。
そのため、自宅に保管するのはアパートでは辛いし、遊ぶたびに車に積み下ろしするのはかなりしんどいです。
サーフィンのように板一枚だけ車に乗っけて海に行こう!とはできません。
そのため、大体の方がホームゲレンデにあるショップに艇庫を借りて置いています。
当然、その艇庫代が維持費としてかかるわけです。
乗ろうが乗るまいが維持管理費は発生する。
それ車やないか。
冬が寒い
当たり前です。
冬は寒いです。
でもウィンドサーフィンには屋内はありません。
海です。
しかも風です。
ドライスーツ(冬用のウェットスーツ)を着ていても手先は凍えて感覚なくなるし、陸に上がってじっとしてると寒いです。
ウィンドサーフィンはオールシーズンできる、は正確ではありません。
”頑張れば”冬もできる
です。
冬はハワイとかでするのが正解です。
…でも冬は冬で良い風が吹くんだよなぁ
プレーニング習得に時間がかかる
これはちょっと贅沢な悩みです。
ウィンドサーフィンの醍醐味の一つに、プレーニングがあります。
プレーニングとは滑走状態のことを指します。
ウィンドサーフィンは風が強いほどスピードが出るスポーツです。
その強風下でサーフボードがある程度のスピードを超えると、滑走して更にスピードが上がります。
チャプチャプと進んでいたボードがスパパパパと水を切って走るんです。
これが非常に楽しいんですが、これをできるようになるにはハードルを超えなければいけないんです。
まずセイルとボードを操れるようになり、
強風下でもふっ飛ばされないよう体を使って乗れるようになり、
スピードに対する恐怖を克服することで、
プレーニング状態を維持できるわけです。
このプレーニング、習得できれば楽しいんですが、なにせ時間がかかります。
私は大体7ヶ月くらいかかりましたね。
冬も練習して。
センスによるので人によっては猛練習して3ヶ月でできるようになる方もいますが、時間に限りのある社会人の方であれば一年目は無理でしょう。
しかし、ウィンドサーフィンはプレーニングだけが楽しみではありません。
ただのんびり風に乗っているのも楽しいです。
頑張った分できることが増えていく、という点ではこの項目に関しては良いところなのかも知れません。
まとめ
愚痴みたいになってしまいました。
しかし私が思うにどんなスポーツにも不満はつきものです。
ウィンドサーフィンは道具も場所もやってることも、
他のスポーツとかなり違います。
だから不便だなぁと思うことも、楽しいなぁと思うことも
他のスポーツより特殊だったり大きかったりします。
総合的に見て、すごく楽しいなら悪いところなんて無視できるなと。
そう思って私は今も続けていますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ウィンドサーフィンに興味を持っていただいた方、この悪いところを見て
「ウィンドサーフィンって大変そうだな」
ではなく、一度体験してウィンドサーフィンの良いところも感じた上で、
「この楽しみと、この悪いところどっちが勝つか」
を考えていただけたら幸いです。
【マリンスポーツ】ウィンドサーフィンのいいところ【実際のところ話します】
どうも
ごっすとです.
ウィンドサーフィンって何なの?って方はまずこちらの記事をご覧ください
私は大学に入学してからウィンドサーフィンをはじめ,早5年がたちます.
今回はそのウィンドサーフィン生活の中で感じた,ウィンドサーフィンの良いところをまとめます.
悪いところについてまとめた記事はこちら.
インナーマッスルが鍛えられる
ウィンドサーフィンは不安定なサーフボードの上で立って行なうスポーツなので,バランス感覚が養われることでインナーマッスル,即ち体幹がかなり鍛えられます.
ウィンドサーフィンでインナーマッスルが鍛えられたおかげで,初めてサーフィンをしたときは一発で波の上で立つことが出来ました.
サッカーをしている人に聞いたところ,ウィンドサーフィンを始めて当たりに強くなった,と言っていました.
インナーマッスルを鍛えると,転びにくい,基礎代謝があがるなど様々なメリットがあります.
ウィンドサーフィンが普段の生活に恩恵をもたらすポイントです.
一人で出来るが,人と関われる
ウィンドサーフィンは,マラソンのように一人でするスポーツです.
そのため,他の人と予定が合わないと出来ないサッカーや野球のようなチームスポーツと違い,好きなときに好きなだけ出来ます.
しかしチームスポーツのような人とのつながりがないわけではありません.
ショップやゲレンデにはコミュニティが必ず形成されていて,陸での関わりはもちろん,海の上で一緒に乗ることもできます.
数人で一緒の方向に向かって走り,爽快感を共有するという感じですね.
また完全なノウハウが未だ確立されていないので,教えてもらったり,ああでもないこうでもないと互いに教えあったりすることもあります.
その人の好きな距離感で人と関われるスポーツ,といったところでしょう.
風の取り合いがない
サーフィンとの大きな違いはこれかもしれません.
サーフィンは,一つの波に乗れるのは最初に乗った一人だけ,というマナーがあります.
どれだけ良い波が来ていても,最初の一人でなければ順番待ちです.
ウィンドサーフィンにはそれがありません.
風は広く吹いていますし,一つの風なんていう単位もありません.
これも自分の好きなようにできるというポイントです.
長時間楽しめる
ウィンドサーフィンは慣れれば力を必要としません.
「ハーネス」と呼ばれる道具で手の代わりに体重で帆を引っ張り,風の力を得ます.
そのため,疲れにくくかなり長い時間遊んでいられます.
気候条件にもよりますが,2時間半は乗りっぱなしでいけますね.
インナーマッスルを使っているので,家に帰ってからのドッと疲れが出てきますが笑
ライフスポーツになる
先ほども書いたように,ウィンドサーフィンは力を必要としないため,年をとってもできます.
実際ショップに道具を置いている方も,お金に余裕のある中高年以上の方が多いくらいです.
スクールから始められる方も中高年以上の方が多いです.
話のネタになる
はっきり言ってウィンドサーフィンはマイナースポーツです.
そしてその分,ウィンドサーフィンを知らない人は多いです.
つまりどこにいってもウィンドサーフィンの話だけでかなり話せます.
しかも乗っている姿は普通にかっこいいですから,話しているだけで自慢になります.
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました.
今回はウィンドサーフィンの良いところをまとめました.
これを読んで,「あ,ウィンドサーフィンって楽しそう!」と思っていただけると幸いです.
次回はウィンドサーフィンの悪いところをまとめます.
【マリンスポーツ】ウィンドサーフィンの楽しさ,費用,危険【実際の所話します】
私は大学入学からウィンドサーフィンと言うスポーツをはじめ,その楽しさに魅了されて早5年たちます.
ウィンドサーフィンはオリンピック種目であるのにも関わらずあまり知名度の高いスポーツではないので,今回はウィンドサーフィンとは何なのか?いくらかかるのか?危険じゃないのか?ということについて紹介します.
ウィンドサーフィンとは?
簡単に言うとヨットの帆をサーフボードにつけたもの.風の力で水面を走るスポーツです.
練習してボードを滑走させることが出来るようになれば30km/hは出せます.うまくなれば45km/h以上も出せます.
レジャーとしてだけでなく競技も存在し,コースレース,ウェイブ,フリースタイル,スピードがあります.
コースレースは海上に設置されたブイを回る速さを競うものであり,オリンピック種目でもあります.
ウェイブは波を使って,フリースタイルは平水面でジャンプや回転をしてその技を競うものです.
スピードはその名のとおり,最高速を競うもので世界記録は98.66km/hです.
楽しさは何?
ウィンドサーフィンの楽しさは,風に乗って水面を滑走する爽快感でしょう.
船に乗っているのとは違い,水を切って進む感覚が非常に気持ち良いです.
特に強い風が吹いてスピードが上がり,サーフボードが滑走状態になる「プレーニング」をしているときは,他のスポーツでは味わえない気持ちよさです.
どうやって始める?
まずは自宅近くのショップでスクールを受けることをオススメします.
「自宅近くで」というのは,一回体験するだけでなく何回か練習した方がより楽しさを味わえるからです.
私自身もスクールのインストラクターをよくやりますが,大抵の方が1回目の体験で乗れるようになり楽しんで頂いてます.
しかしそれはインストラクターの指示に従って「乗っている」だけで「思い通りに操っている」とはいえないものです.
センスのある方なら2~3回,そうでなくても5~6回ほどで行きたいところに行けるようになります.
大体のショップでは「○回コース」というのがあるはずなので,それを受けてみると良いでしょう.
シーズンは?
やはり夏がベストでしょう.
肌寒い春と秋もウェットスーツがあれば問題なく快適に出来ます.
冬はドライスーツといわれる,分厚いウェットスーツがあれば寒くもなく出来ます.
しかし手先がきついですし,乗っている間は体を動かしているので暖かくても陸にいる間が寒すぎますね.
私は普通にやりますが...やっている人は他の季節と比べるとさすがに減ります.
かかる費用は?
スクールの費用はもちろんショップによって違いますが,道具やウェットースーツ等込みで大体5000円ほどでしょう.
スクールを受ける必要がなくなったあとは,レンタルか自分で道具を買ってウィンドサーフィンをすることになります.
自分で買う場合,かかる費用は本当にピンキリです.
お金を掛けようと思えば際限がないスポーツなので...
私がウィンドサーフィンを始めた時に買った道具はあらゆる道具の中でもっとも安いものでしたが,全て新品の一式で総額30万円かかりました.
一般的には全て新品の一式で40万~50万ほどでしょう.(もちろん中古の道具は売っているので,そういうものを買ってある程度安くすることも出来ます.)
それに加えて道具を置く場所代,即ち艇庫代がかかります.
これもお店とスペースによって異なりますが,5000~7000円/月ほどでしょう.
もちろん,自宅に保管し乗る時に車に乗せて持って行くという手もあります.
ただ車に積み込んだり積みおろしたりするのが面倒ではありますが...
ここは人によるでしょう.
とにかく,お金だけはかかるスポーツです.
ただ,一度買って大切にすれば長く使えるものです.
道具と使い方によっては5年以上も余裕です.
危険?
ウィンドサーファーの事故は確かに起きています.悲しいことに死亡事故もあります.
しかし危険なのは事故が起きる要因が重なった時です.
- 連絡手段を持たずに陸から遠く離れたところに行く.
- 台風,嵐,前線の通過時など,気象条件が非常に悪い中海に出る.
上の2つの要因が大きく,ここに道具の破損や危険なところに知らずに行ってしまう,といった運の要素が絡まり事故が起きるのです.
まず初心者は遠く離れたところに行くことが出来ませんし,インストラクターなど誰かと一緒に練習するはずですから問題ありません.
またショップの会員になっていれば事故に気づいてくれて,レスキュー用の船で助けに来てくれます
さらにスマホを防水ケースに入れて持っていけば深刻な事態になる前にショップや海上保安庁に連絡できます.
つまり普通にとるべき安全対策を行なえば,街中を歩いているのと変わらない,何も危険なことはないのです.
天候に加えて他人の行動が絡む,車やバイクの運転の方がよっぽど危険ですね笑
まとめ
以上が,私がウィンドサーフィンに関してよく質問される内容になります.
ウィンドサーフィンは非常に楽しいスポーツで,私としてはやる人がもっと増えれば良いな,と思ってこの記事を書きました.
記事を最後まで読んでくださり,ありがとうございます.
ぜひ,一度ウィンドサーフィンで風を切る感覚を楽しんでみてください!