ごっすとの日々徒然

とある理系頭カチカチ人間のブログ。毎日考えることや、EDMとウィンドサーフィンについて書きます。

「1分で話せ」を読んだ

どうも

ごっすとです。

 

今回は、話題のビジネス書「1分で話せ」(著:伊藤羊一)の感想を書きます。

 

本書のキャッチコピーは、「結論+根拠+例えば で相手の右脳と左脳を動かす」というもので、相手に伝わるプレゼンの仕方について解説した本です。

 

「1分で話せ」というのは、プレゼンは1分以内で行え、ではなく

1分で話がまとめられるように話を組み立てろという意味です。

人は話を聞くとき話のうち80%は聞いていないのだそうです。

つまり、1分にまとめられない話をしても絶対に伝わるはずがないと。

 

そしてまとめて伝えるにはロジカルなピラミッドを作れば良いんです。

ロジカルなピラミッドというのは、キャッチコピーでも出てきました、

上から順に

「結論→根拠→具体例」

です。

まず自分の主張、結論を述べる。

次にそう考える理由、根拠を複数述べる。

そしてそれぞれの根拠の具体例を出して相手にイメージさせる。

論理の筋道が通ったピラミッドが作れれば、自分の言いたいことが相手に伝わります。

 

と、まあこれがこの本の根幹の部分です。

「人は話の80%は聞いていない」

この前提は面白くて、当たり前のようで気づかないポイントです。

実際学校の授業なんかでもそうですよね。

どれだけ一生懸命聞いても一回聞いただけで全部理解できたことはありません。

さらにプレゼンは相手がMAX興味を持ってくれているとは限りません。

そんな状況で、与えられた時間全部使って聞き手に理解させようとプレゼンをするのは無理な話だった、というわけです。

 

さて、ここからは私がこの本の中で特に心に響いたポイントを3つ挙げます。

 

頑張ったことを話すな(P.76)

プレゼンをする上で、余計な部分を削っていくのは相手の理解を得る上で必要なことです。

その際削るべき部分の一つが「自分が頑張ったこと」です。

上司が聞きたいのは結論です。

自分が頑張ったことは確かに話したいし認められたいけど、上司は別に聞きたくないし、話を長くして結論をわかりにくくする要素になります。

 

これ、結構やっちゃう人多いと思います。

自分もよくやっちゃいます。

無意識なんですよね。たぶん。

男って承認欲求が強いし。

だから自慢話するの大好きだし。

 

でも人の自慢話聞くのは大好きって人いませんよね。

それも会議とかでは絶対求められてませんよね。

成果発表とか就活なら必要ですけど。

 

私自身今後気をつけます…

 

 

人前で話すときの4つのポイント(P.142)

視線:聞き手を見る

手振り:少し動きをつけてる

声:相手と対話するように話す

間合い:話の区切りで普段より間を取る

これをすべてやります。

 

この本にも書いてありましたが、これをできるようになるには練習必須だと思います。

何回も練習して全部を意識して同時にこなせるようにならないといけません。

ここを読んで思い出したのが、以前インターンシップ説明会で見た、人事の方のすごいうまいプレゼンです。

その説明会は割とニッチな産業の企業が多数集まって企業紹介をする、というもので、一日に12社もの説明を聞くというハードな説明会でした。

一社あたりの説明時間は25分です。

今思い返しても3社ぐらいしか思い出せませんが、とある会社が強烈に印象に残りました。

仮にA社とします。

A社の人事の方は25分間をフルに使い、一瞬も私達の興味を放すことなく話しきりました。

話の内容ももちろんしっかり入ってきましたが、何より「あ、この会社すごい」「面白そう」「ES出そうかな」と思わされてしまいました。

話を聞いた他の人に話を聞いても、ダントツでA社のプレゼンが良かったという評価でした。

この時点で、人事の方は採用担当としてプレゼンの目的を達成されているわけです。

そしてその人事の方はしっかり4つのポイントを抑えていました。

立って、スライドをほとんど見ずに私達を見て、声に抑揚や緩急をつけて話していらっしゃいました。

私は本書のこの項目を見て、そういうわけでこっちがプレゼンに引き込まれたのか、と納得がいきました。

 

 

結論を出す。(P.176)

咄嗟に意見を求められたときの対処法です。

何を質問しているのかを見つけたら、まず結論を出します。

ポジションを取る、白か黒か決めるということです。

これって結構できない人多い気がします。

迷っちゃいますよね。遠慮しちゃいますよね。

自分に自信がないタイプだと余計に。

 

でも結論が決まらないと、ピラミッドの根拠を考えられないんです。

そのピラミッドをぶつけて、反論があって、そこで初めて議論になるんです。

その結果間違ってたら訂正したら良いんです。

まずは勇気を出して結論を出すんです。

 

言われればそのとおりです。

議論が必要でない場所では意見を聞かれることはないはずですし。

意見を聞かれる以上、反論や間違いを恐れてはっきりとした自分のポジションを示さないのは参加していないのと一緒ですよね。

 

自分に自信がないと、根拠が完璧に固まるまで結論を出したがらないんです。

でもある程度の判断材料があるなら、そっから先は考えても結論は変わらないらしいんですね。

だから積極的に結論から入っていこうと。

これからはそうします。

 

 

まとめ

プレゼンがうまい人って、こういうところが上手かったのかー

ってなる本です。

勉強になりました。

僕自身ブログをわかりやすくする読んでもらうために、ロジカルなピラミッドを立てて書くようにしようと思いました。

実際この読書感想文がそうなっているのか不安なんですが笑

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

本は分厚くてでかい割に、スペース多くて字大きいんで割とすぐ読めます。↓