アウトプット大全を読んで
アウトプット大全(著:樺沢紫苑,サンクチュアリ出版)を読みました.
内容紹介と私の感想を書きました.
内容紹介
本やネットから情報を得るインプットと,何かを書いたり人に伝えるといったアウトプットがある.
本来インプットとアウトプットの黄金比は3:7だが,インプットがアウトプットより多い人が多すぎるので,もっとアウトプットを増やした方がいいよ!アウトプットはこうやってやるよ!アウトプットを増やしたらこんな良いことがあるよ!ということを脳科学の視点を交えながら解説している.
全体的な印象
「大全」の名の通り,ありとあらゆるアウトプットが網羅されていました.
どうやってそのアウトプットをするのか,なぜするのかをきちんと科学的な根拠も示しながら紹介していて非常に分かりやすく納得できる内容でした.
網羅されているせいか,すでに見聞きした事のあることや普段の生活で行なっていることがほとんどで,「あーそれ知ってるしやってるわ」「そんなん当たり前やん」と思うことが多々ありました.
しかし驚かされるような内容の項目もあったので,いくつか紹介します.
特に印象に残った項目
ほめる
「ほめて伸ばす」部下が起こした行動が良かったのか悪かったのか,それを部下にフィードバックさせるためには,悪ければ叱り良ければほめなければならない.
それによって自己成長が誘発される...,とここまでは最近よく耳にすることです.
この本によると,ほめ方が大事で,結果をほめる即ち「おだてる」と調子に乗せるだけで,強化したい行動を具体的にできるだけ細かくほめる必要があるとのことです.
それによってもう一度それを繰り返そう,という気持ちになり成長を促せます.
更に他の人や組織への貢献を交えれば承認欲求が満たされ,モチベーションもアップさせられると.
普段から人のことをほめる人でも,これは意識していなかった人は多いのではないでしょうか
速く文章を書く,プレゼンスライドを作る,完成させる
これらは文章やプレゼンスライド,本などを作るにあたって効果的なやり方を示しています.
文章,プレゼンスライドは構成を決めてから時間制限をつけて作ること,何を作るにしても100点ではなく30点を目指してとりあえず完成させてからブラッシュアップすること,とあります.
前者は言われてみれば当たり前のことですが,なんだかんだできていなかったことです.
これまでは構成を考えるといっても頭で何となく考えていただけで,やはり100点を求めて作っていました.
さっそく,今回のブログは紙にきちんと構成を書き,30分で30点で良いからさっさと作る!と決めて書いています笑.
これは学会を含め今後ありとあらゆる発表の機会で使える知識になりました.
率いる
チームの仲間を率いる時にはどうしたら皆のモチベーションを上げられるのか?
それは具体的な「目標」を掲げるのではなく,「理想の姿」「理想のイメージ」即ち「ビジョン」を掲げることです.
人は崇高な夢や理想に共感しやすいからです.
確かに,人の掲げた目標を達成するのは何だか気乗りしません.でもそこに夢があれば,気持ちの入りようが変わると,そう思いました.
まとめ
これを読んで,私は相当鼓舞されました.
冒頭で見聞きしたことある内容がほとんど,といいましたが実際行動に移せていることはどれほどのものか...
なので,本に従いアウトプットとしてブログに読書感想文を書いてみたというわけです.
あなたもこの本を読んで読書感想文をブログにしたためてみてはいかがでしょうか?